QUALITY

NC processing centre

数値制御によってコントロールされる工作機械。 入力したプログラム通りに自動でコアやソール材を削り、板のアウトラインを描きます。 NCとは「数値制御」を意味するNumerically Controlの略称のとおり、ハンドル操作で行っていた加工に比べ、より安定した精度の高い加工が可能になります。 それにより、ライダーたちの描いたハンドシェイプのラインをデータ化したものが精密かつ正確にコアやソール材に反映されます。 とくにコアの不等厚加工やインサートホール加工の要求される寸法精度は極めて高いことがわかっています。

WOOD CORE

ウッドコアはスノーボード/スキーに使用する最も重要な部分と考えています。 山が多く森林に恵まれた日本は、世界の中でも温暖湿潤な気候で木々が育ちやすく、さらに北と南に長いという国土の特徴があり、同じ種類の木でも育つ環境によって違いが表れます。 それらの木々は林業をしているライダーたちの手によって伐採され、HT.Cへ運ばれ、ライダーたちのフィードバックを反映しています。その過程がハイクオリティの板作りに繋がっています。

PRESS SYSTEM

全てがHT.Cの設計により組み立てられたオリジナルシステム。 独自のシステムだからこそ、ノーズやテールの角度、キャンバーの入れ具合など細かなオーダーにも対応することが可能です。

SANDING

ここでは完成したばかりのスノーボード/スキーのソール材に付いている付着物をしっかり削り落としワックスが入る一定の層まで削り仕上げています。何種類ものサンドペーパーを使用し、より走る板に仕上げます。

MATERIAL

板づくりに使用する全てのマテリアルは、豊富な経験を持つビルダーが最適なものを選んでいます。エッジは日本製のものを使用し、3種類の中から板の特徴に合わせ使い分けています。数種類あるガラスクロスの中には、HT.Cオリジナルで開発した国産のガラスクロスも存在します。ガラス繊維の源糸から選び、透明度を高くすることでウッドコアを綺麗に見せることを可能にしました。世界で最もクリアな仕上がりであり、乗り味も他のガラスクロスに勝るクオリティです。板のグラフィックを左右するトップシートのプリントも全てHT.Cで行われています。美しい仕上がりにするために、数種類ものトップシートからカラーテストを繰り返し、完璧な昇華印刷とシルクスクリーンでグラッフィックデザインを表現しています。